タラ釣り

竿
 

冬の季節はタラが深場にいるため、200-400号の錘を使います。竿は錘に合わせて冬場は200号のガイド付きの竿を使用しています。
中通しの方が糸が絡まないので楽ですが、船上で糸を通すのが大変なため、私はガイド付きの竿を使用しています。
春になるとタラが浅場に移動するため120号の竿を使用します。



200号、2.7mの竿

 

電動リールとバッテリー
 

タラの重さは3-15kg位あるため、リールはミヤエポックのCOMMAND X4を使用しています。CX・4の瞬間最大巻上力は25kg、ドラグ耐力は20kgです。道糸はPE10号を600m巻いています。

バッテリーはPanasonicのACT60B19Rです。12V、24Ahです。
釣り船には12V電源を設置している船もあります。
リールメーカーでは、船の電源は電圧が不安定のため、バッテリーの使用を薦めています。船の電源を使用した場合は、一斉に巻き上げる時、電圧の変動でリールが止まる場合があります。
仙台湾の釣り船の12V電源の設備状況は以下のとおりです。

「12V電源がある船」

     国丸、えびすや丸、丸洋丸、やまさ丸

「12V電源が無い船」

     海友丸、鮮翔丸、天王丸、みなと屋丸、鈴政丸



電動リール

 

しかけと錘
 

シカケは市販品がありますが、自作する人の方が多いです。私は市販品を使用する場合、サンマ餌の場合はフラッシャー(毛)付きの6本針、針20号、幹糸14号、ハリス10号です。メロウド等の活餌の場合は素針の3本針、針20号、幹糸12号、ハリス10号です。

最近は自作のシカケを使用しています。
針はねむり付きむつ針22号、5本針、幹糸12号、カーボンハリス8号です。幹糸が太いと根がかりした時に、切るのが大変です。

冬のタラは深場にいるため、重い錘を使います。錘の重さは船によって指定の重さが違います。仙台湾の釣り船の錘は以下のとおりです。潮の速さにより変動します。

「指定錘」
     
     えびすや丸    200号
     鮮翔丸      250号
     天王丸      300号
     やまさ丸     300号
     みなと屋丸    350号
     国丸        300-400号
     海友丸      .300-400号
     鈴政丸      400号

春の浅場の場合は120-150号です。



上は素針、下はフラッシャー付き



上から200号、300号、400号の錘

錘の形は色々ありますが、300号の錘の形は水の抵抗
が少なく早く落下します。400号の錘は夜光付きです。
環境に優しい鉄製もあります。

 

集魚ライト・磁石板
 

マダラは200m-300mの深海にいるため、集魚ライトを使用すれば、効果があるという説とシカケが絡む原因となるだけで効果は無いという説があります。
私はこれまでの1年間は、カラミ防止を主にしたため、集魚ライトは使いませんでした。タラ釣り、2年目に入った今シーズンは何でも試して見ようということで、集魚ライトを使い始めました。集魚ライトは、フラッシュカプセルにケミホタルをセットしています。

合わせて、今まで使用していなかったヨリトリチェーンも使い始めました。これはハリスの絡み防止に効果があります。

「磁石板」
船べりに磁石板をしいて、針を並べると投入時のカラミ防止に役立ちます。「やまさ丸」は船べりに磁石板が付いています。



・ヨリトリチェーン・フラッシュカプセル

 

餌と釣り方
 

今の時期の餌はサンマの切り身です。塩漬けにすると餌持ちが良いため、昨年は塩漬けのサンマを使用していました。
最近見た釣り雑誌にサンマを塩漬けにすると食いが落ちるという記事が載っていました。
サンマは3枚におろして、片側を縦に2枚に切ります。このように切ると回転しません。
イカも使用しますが、これも長めに短冊状に切ります。

船頭さんの合図で一斉に錘を下ろす場合と、後から順番に下ろす場合があります。
冬のポイントは200m-300mです。タラは底にいるため、錘が底に付いたら少し巻いて糸ふけをとります。海の底は起伏があり、船は動いているため、定期的に底の取り直しを行い、常に錘が底をたたく状態に保ちます。錘を底に置くと、根がかりの危険性が高いので予備の錘は沢山必要です。
タラのあたりは、最初にコツコツと竿が微動し、ググーンと絞り込まれます。追い食いを待つと根に潜られて、根がかりしてしまうため一匹かかったらすぐ巻き上げるようにしています。

巻き上げは一定のスピードで巻き上げ、大物の場合はスピードを遅くします。

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